着物買取では、着物がどういった状態か?という部分がかなり考慮されます。
つまり、着物の状態は査定において重要なポイントになるため、新しい着物の方が査定額は高くなるのでは?という考えを持つ人もいます。
新しい着物の方が確かに状態が良い傾向にあるかもしれないですけど、査定額が高くなりやすいとは一概には言えないため、そこは知っておきましょう。
状態が綺麗な着物ほど査定額が高くなるのは間違いない
着物買取において、同じ種類の着物の状態が良い場合と悪い場合に関して、後者の方が高い査定額になるケースはまずないでしょう。
つまり、着物の状態という基準では、綺麗なものの方が高い査定額になるという点は確実に言えます。
着物の価値が状態の良し悪しのみで決まるならば、新しい着物の方が高い査定額になりやすいと言えますけど、着物買取はそんな単純ではないのです。
中には古い着物にも価値の高いものが含まれているため、必ずしも新しい着物の方が高い査定額になりやすいとは思わない方が良いでしょう。
アンティーク着物という概念がある
世の中には骨とう品という概念がありますけど、着物の世界でもそれと同じような側面は存在しています。
それがアンティーク着物というもので、これは明治、大正、昭和初期などの時代に作られた着物を指しています。
こういったかなり昔の着物に関しては、希少性の観点から価値が生まれており、状態が悪いように見えても、高い価値を有しているものが含まれています。
この場合には状態よりも古い時代の希少性が高い着物という部分の方が重要と言え、古いからこそ高い価値を持っている状況なのです。
つまり、古い着物の中にも高い査定額になるものが含まれているため、新しい、古いに関係なく、着物買取を利用して査定をしてもらわないと、正確な価値は分からないと言えます。