着物買取の依頼前に、買い取ってもらう着物をきれいにしておいたほうが高く売れるのでは、と考えることはよくあります。
実際汚れている着物はそれだけで、査定料が下がるのも事実です。またあまり汚れていると、買取不可にもなってしまいます。
では着物買取前に、依頼する着物のクリーニングはしたほうが良いのでしょうか。
着物のクリーニングというものは
着物買取に出すような着物と言うとやはり正絹の、絹100%で出来た着物がまず候補に上がります。
今では業者も、浴衣などで買取をしてくれますが、やはり高値で売ることができるのは、正絹の着物ですね。
でもこの絹100%の素材の着物、もちろん家で洗うことも普通のクリーニングで洗ってもらうことも出来ません。
こうした着物のクリーニングは、京洗いと呼ばれる特殊な方法や、洗い張り、丸洗いなどの方法になります。
普通の洋服のクリーニングなどのようには行かないのです。
特殊なクリーニング方法が必須なので
つまり、いい着物をクリーニングしようとしたら、専門的な方法でのクリーニングが必要だということです。
普通のクリーニング店では断られることもありますね。着物専門のクリーニング店とか、その着物を購入した呉服屋さんなどに依頼することになります。
正絹の着物のクリーニングは、大変に特殊なのです。そしてこうした専門的な方法でのクリーニングは料金も高いのです。
結果として、着物買取の料金よりもクリーニング代金のほうが高くなる、ということも珍しくありません。
場合によっては、クリーニングしてきれいになった着物と、特にクリーニングに出していない着物の買取金額が、さして違いないこともあるのです。
もちろんあまりに汚れている着物は買取不可になりますが、買取業者では独自のクリーニングのシステムを持っているところもあります。
まずは、これはと思った業者に問い合わせをすることをおすすめします。